14/12/18『2014日本学術会議企画講演会』報告


※先般ご案内いたしました「ナノ素材とナノ計測についての企画講演会」のご報告をいたします。講演会場は、ほぼ8割の聴衆で埋まる盛況で、COMS-NANO関係者も多数参加されました。本コンソからは、一村運営委員と吉田運営委員が講演され、盛況のうちに終了いたしました。お忙しい中参加されました方々に、心より感謝申し上げます。

assembly hall

講演会風景 鈴木教授による開会宣言

講演予告文

最先端の分析技術および機器開発を進めることは、我が国の独創的なものづくりと先端科学研究開発に重要です。この講演会ではナノ材料やナノ測定を中心に、産官学がどのようにナノテクノロジーの持つポテンシャルを広げていくのかを紹介し、議論します。学生、教職員、企業の開発者などの積極的な参加を期待しております。

COMS-NANO(コムズナノ)運営委員による講演内容

『ナノテクノロジーを活用したノベーション創出に向けて何が必要か』 Link:資料
ナノテクノロジーの現状認識から、次世代への成長戦略をご紹介
講演者:coms-nano運営委員 一村信吾
名古屋大学 イノベーション戦略室長(日本学術会議 化学委員会 分析化学分科会委員)

鈴木教授による講演の概要紹介に引き続き、一村運営委員のナノテクノロジーがどのような方向へ向かうべきなのか、1990年から2010年の20年間の経済成長と主要先端製品のシェアを捕らえた幅広い視点から講演は始まり、ナノ素材の産業展開、そして新たな市場の創出に必要な技術開発へと貴重なご提言をいただきました。そして、ナノ材料のポテンシャルリスク問題への対応、これに関連したCOMS-NANOの紹介があり、最後に産学官の結集にむけた新たな委員会の活動の開始についてのお話で講演を締めくくられました。これからの先生の益々のご活躍をご期待いたします。

Ichimura

一村氏による講演に熱心に耳を傾ける参加者の方々

『ナノ材料規制に向けた計測技術 装置開発—COMS-NANO活動について』
ナノ材料計測の試験規格制定や標準化作業を中心にCOMS-NANOの取組みをご紹介
講演者:coms-nano運営委員 吉田佳一
株式会社島津製作所・常務執行役員

各講演の間の簡単な質疑応答を含めプログラムは順調に進行し四番目の講演、吉田運営委員の番となり、COMS-NANOの詳細な紹介がありました。なせ今、COMS-NANOなのか、ソリューションプラットフォームによる取り組みの必要性を具体例として粒子の分級と各種計測装置による計測手法を取り上げ解説されました。さらに国際標準化、規制についての取り組みについて、紹介されました。益々のご活躍をご期待いたします。

Yoshida

吉田氏による講演に興味を示される参加者の方々

講演プログラム

13:00-13:10 はじめに
産官学共同で進める最先端分析技術および機器開発拠点構想
鈴木孝治

慶應義塾大学理工学部・教授 (日本学術会議・化学委員会・分析化学分科会委員長)

13:10-13:45 講演1
ナノテクノロジーを活用したノベーション創出に向けて – 何が必要か –
一村信吾

名古屋大学 イノベーション戦略室長(日本学術会議 化学委員会 分析化学分科会委員)

13:45-14:20 講演2
金ナノ粒子の触媒作用と応用:今後何を知る(測る)必要があるか
春田正毅

首都大学東京大学院都市環境科学研究科・教授

14:20-14:55 講演3
単層カーボンナノチューブの新たな産業展開と、ナノ素材計測への期待
荒川公平

日本ゼオン株式会社・最高経営技監

15:10-15:45 講演4
ナノ材料規制に向けた計測技術 装置開発—COMS-NANO活動について
吉田佳一

株式会社島津製作所・常務執行役員

15:45-16:20 講演5
ナノ素材計測に向けた共通プラットフォームの構築と展開
藤田大介

独立行政法人物質材料研究機構 先端的共通技術

16:20-16:55 講演6
放射光を用いたナノ材料の極限計測
高田正樹

独立行政法人理化学研究所 放射光科学総合研究センター主任研究員 東京大学教授

16:55-17:00 終わりに
ナノ計測と分析化学
尾嶋正治

東京大学・名誉教授 (日本学術会議・化学委員会・分析化学分科会委員)

場所:日本学術会議講堂(東京、乃木坂)
〒106-0032 東京都港区六本木7丁目22ー34
東京メトロ千代田線「乃木坂」駅5出口より徒歩2分
地図:http://www.scj.go.jp/ja/other/info.html
対象:主に学生、教職員、企業の開発者、一般の方も聴講できます。定員300名(先着順)
日時:平成26年12月18日木曜日(12時半より受付開始)
参加登録は不要ですので、直接会場においでください。参加費は無料です。
連絡先:慶應義塾大学理工学部応用化学科・教授 鈴木孝治
E-Mail:Suzuki@applc.keio.ac.jp Fax: 045-566-1568